生活習慣病を治す、自問自答

最近

金欠病は生活習慣病である。
という本を読んでいる。

流石にそれは…と思いながら読んでいる。
しかし、読み進めるにつれ
なるほどなと思うことも多々ある。

本によると
金欠の人は金欠になる選択を
いちいちしている。
その選択をすることが
当たり前の習慣になっているので
その当たり前から抜け出せずに
金欠になる。

例えば歩けばいいところを
タクシーに乗ったり
トヨタの、燃費も性能もいい
小型車で十分なのに
外車に乗ったり
付き合いたくない人に誘われて
楽しくもない飲み会に参加したり
みんなでお茶をするときに
カッコつけて伝票を先に取ったり

いちいち、金欠行動をしている。

肥満もそうだ
肥満の人はいちいち
デブになる選択をしている。

コーヒーだけにするのか
パンを食べるのか？

コーヒーと一緒に来た
別に食べたくもないビスケットを、
口に入れるのか入れないのか

焼肉と一緒にご飯を頼むのか
頼まないのか

焼き魚定食と唐揚げ定食どっちを選ぶのか

全ての選択が
デブの選択をするのである。

その本はこうも言っている
金を払う前に一呼吸、席を外し
自問自答することが必要である。

それを支払うことが本当に必要なのか？
そのプロセスを踏むことにより
金欠は避けられる。

この理論を肥満に応用するならば

その食べ物を口に入れる前に
自問自答をする必要がある。

本当に私はそれを食べたいのか？
ただの好奇心なのか？
それとも惰性なのか？癖なのか？
残してはいけないという強迫観念なのか？

本当に食べたかったのなら食べればいい、
それは正しい生理現象であり体が欲している。

しかし
それが単なる好奇心だとしたら。
一口食べるだけででいい。
それがどんな味なのか判明したら
もう口に入れる必要はない。
二口目を口に入れず残せばいい。
サスティナブルに反するが
関係ない。

最も厄介なのは
残してはいけないという
強迫観念である。

これは、根強い脅迫観念である

私の実家は団地暮らしで
裕福ではなかったが、
両親は、今や絶滅種となってしまった
（善良な大人）であった。
そのおかげで私も
道徳的な教育と躾けを施された。

食事は質素で、絵に描いたような
昭和の家庭料理、米と味噌汁と主菜、副菜

米粒には7人の神様が宿る
残すのはバチ当たり
と、躾けられた。

理系の少年であった私は、
米をカッターナイフで二つに切断し
顕微鏡で切断面の確認を試みた。
何粒かの米を使って検証した結果
米粒の中には
7人の神様が存在しなかったことを立証し、
父に研究結果を突きつけた。

学習研究者で「ムー」という
雑誌の編集に携わっていた父に

神様は高次元にいるものなので
3次元世界の顕微鏡では見えなくて
当たり前だ！

と、論破された。

その教育の成果もあってか
「残してはいけない」
という強迫観念が私の潜在意識には強く残る

ご飯は残さず食べる。
袋でもらった菓子は袋ごと食べる。
缶に入ったクッキーは全部食べる。

私には今、この潜在意識の洗脳を解き
これに打ち勝つことが大切なのだ。
残す勇気。
勇気ある撤退。

その方法は、自問自答にある。
食べ物を口に入れる前に

本当に私はそれを食べたいだろうか？
と、自問自答すること。

一口一口に対していちいち
自問自答すること。

それが大切である。

※写真は

東名高速　海老名サービスエリア名物
東京バナナソフトクリームチョコがけ

好奇心で少し食べてしまいましたが
少しだけ食べて、あげちゃいました。